今さら聞けないシルクスクリーンプリントについての説明書

実は、シルクスクリーンプリントでオリジナルキャップ作成が出来るという投稿をしようと思ったのですが、その前に ^ ^
シルクスクリーンプリントについての概念をおおざっぱになりますが説明したいと思いますm(_ _)m

ハマさん・・そんな「今更聞けない」って・・ブログ感出てますね(笑) ^ ^
シルクスクリーンプリントが、それほどまでに当たり前の用語になっているのかどうかは疑問ですが ^ ^;

印刷に関わる業界ではない人にとって「シルクスクリーンプリント」という言葉がどれほど一般的なのかは、僕自身も正直よくわかりませんが、実際にシルクプリント自体は、世の中にとてもありふれている技法だという事は間違いありませんm(_ _)m

また職人さん曰く、シルクスクリーンプリントは「水・空気」以外ならどんなものでもプリントする事が出来る技法のだ!
なんて揃えて口にするほど万能でどこに存在していてもおかしくない技法なのです ^ ^。

な、「水・空気」以外ならプリント可能なのですか ^ ^
なんともすごい技法なんでしょう ^ ^

ボ太郎君、とても気になるでしょう(笑)。
さっそく説明していきますね ^ ^

もくじ

水や空気以外ならプリント可能な万能な技法

「水・空気以外にプリント可能」なんて・・かなり衝撃的な発言をしてしまったので補足説明しておきます(笑)。
「じゃあ、パンのような隙間のある食べ物にもプリントができるのか?」「ボアのような毛はどうするのだ!」とか色々言われだしたら困るので・・(汗)、補足説明させてください、先ほどの表現は、「あらゆるモノに対して万能なプリント技法」という意味で比喩的な感じで使われるものなのだろうと僕は理解います^ ^;

実際に「水・空気」以外へのものにプリントする事を試した人っているんですか?

出来ると豪語している職人さんにはあった事はありますが、揚げ足をとってしまいそうなので、あえて突っ込んで話を聞いた事はありません ^ ^;
実際にやった人は見たことがないので、ま、比喩的な表現として捉えておいた方が無難だと僕は思っています ^ ^。
チャレンジしたことがある人がいれば是非紹介していただきたいですね(笑)m(_ _)m

シルクスクリーンプリントの流れについて

さて本題に入りますね ^ ^;
細かい話になりますが、シルクスクリーンプリントの方法やノウハウなどは、それに関わる人や環境・モノによって様々ですので、一概の「これが正解」というのがないので、今回は概念的なお話にさせて頂きますので、おおざっぱな流れをイラストを使って説明していきますm(_ _)m


まず、プリントするにあたって「何をプリントするのか?」という事が一番大切になってきますね ^ ^
デザインが無いと始まりません ^ ^

それは、そうですね ^ ^。
いつもの「ボウシツクローゼ。」のデザインですね ^ ^。


シルクスクリーンプリントは「版を使ってインクを刷りつける技法」なのですが、その版を作成する為のデザインを印刷した透明のフィルムを用意します。
上記、わかりずらいかもしれませんが、グレーの四角い中にデザインを入れていますが、透明だと思って下さい ^ ^;

では突然ですが、ボ太郎君に質問です ^ ^
「なぜ、シルクスクリーンプリントと呼ばれているのか?」ご存知でしたら答えてみて下さい ^ ^?

ほんとハマさんの質問は、いつも突然ですね(笑)。
版に使用するスクリーン部分(メッシュ部分)の材料が、むかしは絹(シルク)が使われていたんですよね ^ ^

ピンポーン ^ ^
座布団2枚さしあげましょう(笑)。
ボ太郎君の言うとおりで、語源はその材料から来ています ^ ^
最近では、強度の高い繊維などが出てきていますので「ナイロン」とか「ポリエステル」の素材を使用している事が多いですね。
話をもどしますね ^ ^


シルクスクリーンプリントは、版とよばれるメッシュが張り付けられた枠に、乳剤を塗付してデザイン部分を抜いてインクの通り穴をつくったモノを使用致しますm(_ _)m

ハマさん、乳剤を塗付された版?
乳剤というのは何ですか?

乳剤とは、メッシュ部分をインクがとおらないようにする為に必要な液体材料の事で ^ ^。
あとで版作成については、さらに詳しく説明しようと思うので、今のところ「へぇ~」くらいで聞いておいてくださいね ^ ^

「へぇ~」 ^ ^;

・・・。
まさかの、そのままのリアクションですね(汗) ^ ^;
さ、いっきに進めますよm(_ _)m





版が出来たら、プリントしたい無地のアイテムを固定して、好きな色のインクを用意して「サッ」と本体へ刷りつけます。
イラストにある緑の部分は乳剤でコーティングされているのでインクは落ちませんが、デザインを抜いた部分はインクがとおる道があり、その部分だけインクが落ちて、本体に印刷されるというのが「おおざっぱな流れ」になります ^ ^

実際は、この作業の合間にもアイテムを固定する工程やデザインの位置を調整する為の工程やインクを乾燥させるための工程など色々な作業が存在していますが、ここでは割愛させて頂いておりますm(_ _)m
おおざっぱに表現すると、このような感じでプリント作業が行なわれています ^ ^

イラストでは手ですったような雰囲気にしていますが、
人の手で1枚1枚プリントを刷るもんなんですか?機械ではないんですか?

プリントの手段は色々で、1枚づつ手で印刷する工場さんもあれば、機械をつかって印刷する工場さんもあれば、用途や業界によって様々ですので、やっぱり一概には言えませんが、僕のプリント背景では職人さんの手によってプリントされています ^ ^

シルクスクリーンプリントの版ができるまで

先ほど「乳剤を塗付された版にデザイン部分を抜いて」・・というような内容に、少し触れましたが「版ができるまで」についてもう少し詳しく説明したいと思いますm(_ _)m

はい、宜しくお願いします m(_ _)m

まず、一番はじめは「版」をつくる「製版」という工程なのですが「木枠」「アルミ枠」などの材料やものによっては、湾曲出来るように「厚紙の枠」を使う人もいれば、様々なノウハウが存在しますが、細かい事に関しては、やはり割愛させて頂き、一般的にシルクスクリーンプリントの版の仕組みをおおざっぱに解説したいと思いますm(_ _)m


一般的には、製版というのは枠にスクリーン(メッシュ部分)を張り付けた所から始まります ^ ^
工場さんによっては、枠を溶接したり、大工仕事をして独自の版を作成される事もありますが、これも細かい話なので割愛です ^ ^

ハマさん、ほぼ、割愛ですね(笑) ^ ^
どんなカタチであれ、工程は同じという事ですね ^ ^

ところで、枠にスクリーン(メッシュ部分)を張り付けされるといっても、わかりずらいかもしれませんので、何か良い例えはありますか?

う~ん ^ ^;
身近なものに例えると「薄くて柔らかくメッシュがキメ細かい網戸」といった表現がわかりやすいかと思います。
例えば、庭から窓のあいた網戸に水をかけたことがある人は簡単に想像できると思いますが、部屋がびしょ濡れになりますよね ^ ^?

そうですね、完全に網目になっていますもんね ^ ^
そのメッシュに水などの液体が通るのを防ぐために乳剤というものを使用するんですね?

ボ太郎君、するどいですね ^ ^。
さらに座布団2枚差し上げます(笑)。
そのとおりです。メッシュ全体をコーティングしてデザイン部分だけを水がとおるようにしてしまえば、その部分だけのカタチを残す事が出来るというわけなのです ^ ^
では詳しく説明致しましょう ^ ^


先ほどから登場している乳剤というのは「感光乳剤」という水溶性の液体で、「ある一定以上の光を浴びると硬化・・固まる」という特徴がありますm(_ _)m

水溶性というのは、水をかけたら溶けてしまうんですね ^ ^
では、一度固まったら水では溶けないのですか?

そうですね、感光乳剤は水溶性なので、水で溶けるという特徴の液体ですが、一度固まれば水をかけても溶ける事はありません。
「水で溶ける」という特徴と「光で固まる」という特徴をうまく組み合わせて「版」を作成しているんですよ ^ ^

なるほど、そういう事なんですね ^ ^
よくわかりました。

さて、実際にイラストにそって流れをご説明いたしましょうm(_ _)m




その特徴をうまく利用して版を作成するのが「露光」という工程にあたります ^ ^。
上記イラストを見て頂けるとわかりますが、

〇 まず「乳剤を塗った版」と「デザインが黒で印刷された透明フィルム」を用意します(この時点では光を与えてない為、水ですべて洗い流してしまう事が可能です。)

〇次にデザインを焼きたい位置にフィルムをセットして、下から光を加えます。
(今回はイラストですが、実際は蛍光灯などを設置した箱のような機械「露光機」などを使って作業します。)

〇イラスト05ですが、わかりやすく赤色にしましたが、今回の露光作業で、この部分が固まりました。

透明フィルムに黒でデザインを印刷したのは、光を遮り、乳剤が固まるのを防いだという訳なんですね ^ ^

ボ太郎君、そのとおりでございますm(_ _)m


さきほどわかりやすく、赤色などで表現しましたが・・
実際にこの露光が終わった段階では、「版」の見た目には何も変化はなくイラストのように乳剤が塗られたままになっていますm(_ _)m

光を遮ったデザイン部分はまだ「固まっていない、いわゆる水に溶ける」ので、版に水をかけたら固まっていない、デザイン部分だけが溶けだすという事なんですね~^ ^

ボ太郎君、今日はさえていますね ^ ^
座布団3枚、差し上げましょう(笑)
それでは、一気に版を作ってしまいましょう ^ ^




ホースか何かで水を勢いよくかけてデザイン部分を抜いてしまいます ^ ^
出来上がりましたら、版をつなぎ目かどからインクが落ちないように、マスキングテープやガムテープなどを使ってさらにコーティングしてしまえば、シルクスクリーンプリントの版が完成する ^ ^
というような仕組みとなっているのです ^ ^

シルクスクリーンプリントに使うインクの色についての知識

あとせっかくなので1点だけ、シルクスクリーンプリントのインクの色についてこれまた、おおざっぱになりますが説明しておきます。
知っていれば、どんな色を使う事ができるのかなど参考になると思うので ^ ^


インクにはホワイトをはじめとして、基本色というのが存在しています。
例えば「黄色・オレンジ・青・赤」など様々な基本色が用意されているのですが、シルクスクリーンプリントでは、このインクどおしを混ぜ合わせて色を調合して細かな色調整をしていますm(_ _)m

ということは、例えば、12色の絵具をもっていたら、それぞれを混ぜ合わせて細かいライム色を作ってみたり、薄いピンクを表現してみたりと、色どおしが混ざって表現できる色なら、どんな色でも表現できるというイメージですか?

そうですね、そのように理解して頂ければ大丈夫ですm(_ _)m




わかりやすくおおざっぱに解説しますが、上記イラストのように色どおしを混ぜ合わせ調色しています ^ ^
ピンクを作りたければ、赤と白ですね ^ ^
緑を作りたければ、青と黄色ですね ^ ^

このような説明をすると簡単ですね~と言われそうですが ^ ^
シルクスクリーンの色調合はとても複雑で、細かい色や微妙な色の調合となるとかなりの経験値が必要になりますので、決して「簡単ですよ~」とは言う事はできませんm(_ _)m


現実、一つの色を表現する場合でも、
例えば「キミドリ」を表現する為には、まず青と黄色を混ぜて緑を作っておきます。そしてその緑に白をまぜて緑を薄くしてキミドリにしていきます ^ ^
その時点で、青と黄色の配分がまちがっていれば、思っていたキミドリにならないので、また緑を調合しなければなりません ^ ^
経験値がなければ、目的の色にたどり着くには大変な作業となるのです ^ ^;
白・黒などならまだしも、絶妙な色でプリントとなれば、一筋縄ではいきませんね ^ ^

そんなに大変な作業だったんですね ^ ^;
「このライム色もうちょっと濃くしてください」なんて気軽に注文していましたが、そんな大変だったなんて、色を調合している人すみませんでしたm(_ _)m

(笑)。ボ太郎君、反省してますね。
ボ太郎君、大丈夫ですよ、だいたいの工場さんは、予め色の調合をデータ化しているので、ある程度シンプルな作業で目的色に合わせれるようインフラを整えていますので ^ ^

それでも、希望していた色とまったく同じ色を表現するのは困難ですね ^ ^;
色の目標値は、だいたいの目安として思って頂いている方が良いかと思います ^ ^


あとは補足的な内容ですが、ゴールドやシルバーなど、調合できないカラーなどは、単品で用意されていますので、要望があればゴールド・シルバーなどの色も選択できますよ ^ ^
また通常のインクに金粉・銀粉などを混ぜてラメプリントも出来たりします ^ ^

ところで、ボ太郎君は、工場さんに「希望の色」を伝えるときは、どのようにすればいいと思いますか?

パソコンでちゃんとしたCMYKやRGBなどで色の指示をつけてメールで指示を送ればいいですか?

残念 ^ ^;
座布団1枚没収です(笑) ^ ^


実は、パソコンなど液晶での色のやりとりは、「事務所の照明環境」や「パソコンのモニターの濃度」また「スマホとパソコン」などによって、自分が見ているものと違う色に見えたりします。
さらに、それを工場側で紙へと出力する際の紙質などによっても、さらに色がかけ離れてしまいます ^ ^;
そうなれば、もう元の色と比べるとまったく別物になってしまいます ^ ^;

確かに、パソコンでホームページ用のバナーを見ている時と、スマホで見ているときでは「あれこんな色に設定したっけ?」みたいに感じたり、全然色が違ったりしますもんね ^ ^;

もし、会社のトレードマークをプリントして使用する場合「このカラーには深い意味があるんだ」なんてロゴをプリントしようものなら、テーマカラーとは色が変わってしまったら「ごめんなさい」では済みませんね(汗) ^ ^;



そんな時は、印刷の業界で使用されている「DICカラーチップ」「PANTONEカラーチップ」など手元にあるチップの番号で伝えたり「出力紙や名刺・チラシ(お客様のお手元の)」などを工場さんに渡すようにしましょう ^ ^;
それに基づいて色調合すれば、大きくイメージが変わる事はありませんね ^ ^

ハマさん、DIC・PANTONEなどのカラーチップをインターネットを使って画面上で色確認して番号を伝えるのもだめですよね?

そうですね ^ ^;
やっぱり画面上では液晶の問題で、色と実際のチップの色は同じ色にはなっていないでしょうから ^ ^;

やっぱりそうですよね ^ ^
勉強になりましたm(_ _)m

まとめ

今回は、長々と説明してしまいましたが、シルクスクリーンプリントについて知識を深めていただけたでしょうか?
ところどころで、おおざっぱな説明しかしませんでしたが、実際シルクスクリーンプリントは、技法を使う人・工場・対象となるモノによりノウハウが変わってきますので、細かく説明してしまうと「年が明けてしまいます」ので、おおざっぱな流れだけにさせて頂きました。

「年が明けてしまう」って、まだ11月ですよ ^ ^;
いったいどれだけ奥が深い技法なんですか ^ ^?

ボ太郎君ほんと例を挙げ出したらきりがないのです(汗)。
今回ご紹介したシルクスクリーンプリントについての内容は一般的なものになりますが、「最近では、今回の説明には当てはまらない技術」も出てきています、製版工程自体がレーザーカットで作成できる機械なども存在しているため「乳剤」や「露光」が必要ない技術もございますので、あれやこれやと話を出してしまうと、収集がつかなくなってしまいますので、もっともよく用いられる一般的な内容で説明させて頂きました m(_ _)m

最後に余談にはなりますが、シルクスクリーンプリントの概念さえ押さえておけば、実は、自分自身で応用してDIY出来るほど、自由な技法なのですよ ^ ^
実際、僕の友達でホームセンターで木材を買ってきてDIYで露光の機械を作って、自分で製版して自分流でシルクスクリーンプリントを楽しんでいる人もいるくらいですから ^ ^
シルクスクリーンプリントはすでにすごく身近な存在となってきています。
是非とも興味を持ってみたら楽しいかと思います。

最後になりましたが、ボ太郎君、シルクスクリーンプリントの説明の感想はありますか?

そうですね、シルクスクリーンとは関係ないのですが、今回座布団をたくさんもらいましたが、結局なんのオチにもつながりませんでしたね(笑) ^ ^

あ? ^ ^;
では、ボ太郎君の座布団を全部取り上げましょう(笑) ^ ^
きっずちゃん、ボ太郎君の座布団回収してください m(_ _)n

おい、ボ太郎君 ^ ^
全部回収ですm(_ _)m

そんな~ ^ ^
あと少しで10枚だったのに~ T T

(笑) ボ太郎君お疲れ様でしたm(_ _)m
最後にお見苦しいところお見せしてしまいましたが(汗) ^ ^;・・読者の皆様も最後までお付き合い頂きありがとうございます ^ ^
引き続きどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m